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小説書き方シナリオ書き方

ハコ書き


シーンを組み替えるときに、ハコ書きをしていると便利です。
シークエンス毎に起承転結があるようにしましょう。
起:障害と葛藤が起きる  承:緊張  転:その解放

(以下wikipediaより)

大バコ

大まかな構成。ここではトーンを統一するが具体的なことは書かない。テーマを「起承転結」に落とし込んでいく作業のみに限られる。
「結」、落しどころ(ラスト・シーン)を決めてから、ストーリーの雰囲気を掴む「起」(ファースト。シーン)を考え、「承」でストーリーを転がして「転」でサプライズを作る場合が多い。

中バコ

シークエンスの考え方。
大バコで作った「起」(ファースト・シーン)の中にも「起承転結」がある。ここで主要人物をどう紹介するか等を作る。
「承」の中での起承転結は、主要人物の葛藤、絶望、新たなる希望等でドラマを作る。後半にサプライズがあれば、ここで複線を張る。ストーリーで一番長く面白く見せる場所。
「転」の中での起承転結では、今までの「起」「承」が助走であれば、ここでジャンプし高く跳躍する場所。サプライズがあれば先に作ってから「承」に複線を張る場合が多い。高いジャンプが着地した場所が、「結」の中での「起」になり、テンポの良い「承転結」(ラスト・シーン)を作っていく。

小バコ

必要ならばカット・バックやモンタージュ等を挿入し、シークエンスをさらに細かく作り込む。
「起」の「起」の中での起承転結では、主要人物または主人公が暴力的ならばアクションで始めるのか、逆に優しい人物に見せるのか。誰に対してその行動を取らせるか。クセや特徴、眼鏡は掛けてるか、昼か夜か、雨は降ってるか、降った後か等、決定していく。
「起」の「承」の中での起承転結では、もうストーリーは始まっているのか、これから巻き込まれていくのか、主人公に相棒がいるならここで出すか、二人の相性は良いのか等を作り、「起」の「転」の中での起承転結では、敵対する相手が出ているなら、それにどう対処するか、主人公と相棒は相対する性格ならば、ここでその性格を明確にする。
「起」の「結」の中での起承転結では、主人公、または相棒の立てた方法にどちらかが引っ張られていく、または別な登場人物が助けを求めにくるならそれを決定し、「承」の「起」の中の起承転結につなげていく。
ここまでで、「大バコの起承転結」からさらに「中バコの起承転結」、そして「小バコの起承転結」まで具体化し、必要ならば「小バコの起承転結の中の起承転結」まで具体化する。各々の人物像が浮かび上がる、または確定しているはずなので、言うべきセリフも決まることが多い。また、あえてセリフを作り込むことで人物を強調させる。
3,4コマで一流れ、一演出を目安にするとよいですよ。

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